スタッフ満足度が上がるユニフォーム選び|アンケートの取り方と意見のまとめ方

お役立ち情報

ユニフォームは、スタッフが毎日8時間以上身につける「仕事道具」です。見た目や価格だけで選んでしまうと、「動きにくい」「暑い」「ポケットが足りない」といった不満が積み重なり、日々の働きやすさやモチベーションに影響することもあります。

そこでおすすめしたいのが、ユニフォームの選定や更新の前にスタッフアンケートを実施することです。現場の声を反映したユニフォームは満足度が高く、導入後のトラブルも少なくなります。

この記事では、クリニック・病院・介護施設でユニフォームを選ぶ担当者の方に向けて、アンケートの準備から質問項目の作り方、集まった意見のまとめ方、導入後のフォローまでを順を追って解説します。そのまま使える質問項目の例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

なぜユニフォーム選びにスタッフの意見が必要なのか

ユニフォームを実際に着るのは現場のスタッフです。管理者や院長だけで決めると、デザインや色の好みは反映できても、実際の業務で感じる使いにくさまでは見えにくくなります。スタッフの意見を取り入れることには、主に次のようなメリットがあります。

働きやすさが上がり、業務効率につながる

看護師は処置でかがむ、介護職は移乗介助で腕を大きく上げるなど、職種によって必要な動きは異なります。現場の声をもとにストレッチ性やポケットの位置を選べば、日々の小さなストレスが減り、業務に集中しやすくなります。

「自分たちで選んだ」という納得感が生まれる

意見を聞かれたうえで決まったユニフォームは、たとえ自分の第一希望でなくても納得しやすいものです。「勝手に決められた」という不満を防ぎ、職場への信頼感や帰属意識を高める効果も期待できます。

職場の魅力として採用・定着にも役立つ

着心地がよくおしゃれなユニフォームは、求人情報やSNSでも職場の魅力として伝わります。スタッフが快適に働ける環境づくりの一つとして、採用や定着率の向上にもつながります。

導入後の「失敗」を防げる

「透けるので下に着るものに困る」「洗濯するとすぐ縮む」といった問題は、導入してから気づくと買い直しのコストがかかります。事前に現場の不満や要望を把握しておくことで、こうした失敗を未然に防げます。

アンケートを始める前に決めておきたい5つのこと

いきなりアンケートを配っても、意見がバラバラで決められない、ということになりがちです。まずは次の5点を担当者・管理者の間で決めておきましょう。

  1. 目的:新規開業での導入なのか、既存ユニフォームの更新なのか。更新の場合は「今の不満を解消したい」「ブランドイメージを刷新したい」など、何を変えたいのかを明確にします。
  2. 予算:1人あたりの予算と、1人に支給する枚数(例:上下各2〜3枚)を決めます。予算を先に決めておくと、候補を現実的な範囲に絞り込めます。
  3. スケジュール:アンケート実施、試着、決定、発注、納品までの流れを逆算します。名入れや刺繍を入れる場合は納期が長くなるため、余裕を持って計画しましょう。
  4. 候補の絞り込み:「何でも自由に」と聞くと意見が収まりません。予算や施設のイメージに合う候補を、あらかじめ2〜4パターン程度に絞っておくのがおすすめです。
  5. 決め方のルール:多数決で決めるのか、アンケート結果を参考に管理者が最終決定するのかを事前に伝えておきます。決め方が曖昧だと、結果発表の後に不満が出やすくなります。

なお、色やデザインは施設のブランドイメージとも深く関わります。

色の選び方については「👉白衣・ユニフォームの色にはどんな意味がある?色彩心理と職種イメージを解説」もあわせてご覧ください。

スタッフアンケートの取り方とポイント

実施方法はWebフォームがおすすめ

Googleフォームなどの無料ツールを使えば、スマートフォンから数分で回答でき、集計も自動で行えます。シフト制で全員が集まりにくい医療・介護の現場には特に向いています。パソコンやスマートフォンの操作に不慣れなスタッフがいる場合は、紙のアンケートを併用すると回答漏れを防げます。

匿名で回答できるようにする

記名式だと「上司の前で今のユニフォームに不満があるとは言いにくい」と感じるスタッフもいます。本音を集めるためには、匿名での回答を基本にしましょう。ただし、職種や勤務部署は分析に役立つため、選択式で聞いておくのがおすすめです。

回答期間は1〜2週間が目安

短すぎると夜勤や休み明けのスタッフが回答できず、長すぎると後回しにされて回収率が下がります。1〜2週間程度を目安に設定し、締め切りの数日前にリマインドを送ると回収率が上がります。

回答時間は5分以内に収める

忙しい業務の合間に回答してもらうため、質問は10問前後、回答時間5分以内を目安にしましょう。選択式を中心にし、自由記述は1〜2問に絞ると答えやすくなります。

試着会・サンプル貸し出しを組み合わせる

着心地やサイズ感、生地の透け具合は、カタログの写真だけでは分かりません。候補を絞った段階で、メーカーや販売店のサンプル貸し出しを利用して試着会を開くのが効果的です。

試着の前後で2回に分けてアンケートを取る方法もおすすめです。1回目で現状の不満や要望を聞いて候補を絞り込み、2回目で試着後の評価を聞くと、より納得感のある選定ができます。

そのまま使える!アンケート質問項目の例

実際のアンケートで使える質問例を紹介します。

施設の状況に合わせて調整してご利用ください。

No.質問回答形式選択肢の例
Q1あなたの職種を教えてください単一選択医師
看護師
介護職
歯科衛生士
受付・事務
リハビリ職
その他
Q2現在のユニフォームの満足度は?5段階評価1(不満)〜5(満足)
Q3現在のユニフォームで不満な点は?複数選択動きにくい
暑い・寒い
透ける
シワになりやすい
ポケットが足りない
サイズが合わない
デザインが古い
特になし
Q4ユニフォームで最も
重視することは?
(上位3つ)
順位選択動きやすさ
通気性
透けにくさ
洗濯のしやすさ
ポケットの機能性
デザイン
体型カバー
Q5希望する上衣の
タイプは?
単一選択スクラブ
ケーシー
白衣(ジャケット型)こだわらない
Q6希望するパンツの
タイプは?
単一選択ストレート
テーパード
ジョガー
こだわらない
Q7好みのカラーは?
(候補から)
複数選択事前に絞った
2〜4色の候補
Q8サイズ選びで
困っていることは?
複数選択丈が合わない
体型に合うサイズ
マタニティ対応
特になし
Q9冬用の羽織りものは
必要ですか?
単一選択必要
不要
どちらでもよい
Q10その他、ご意見・
ご要望があれば
ご記入ください
自由記述—

質問作りのコツ

  • 「どちらでもよい」「こだわらない」の選択肢を用意する:無理に選ばせると、本当の希望が見えにくくなります。
  • 重視点は順位で聞く:「すべて大事」となりやすい項目は、上位3つを選んでもらうと優先順位がはっきりします。
  • 色やデザインは候補から選んでもらう:自由に聞くと意見が分散するため、事前に絞った候補から選ぶ形式にしましょう。候補の写真を添えると回答しやすくなります。

サイズの悩みが多い場合は、「👉体型別・シルエット別 白衣・スクラブの選び方」も参考になります。

集まった意見のまとめ方

アンケートは集めて終わりではなく、結果をどう整理して選定に生かすかが重要です。次の手順でまとめていきましょう。

1. 全体の傾向を数字で把握する

まずは選択式の質問を集計し、「不満点の上位3つ」「重視点の上位3つ」「人気のカラー」などを数字で確認します。Webフォームを使えば、グラフで自動集計されるので手間がかかりません。

2. 職種別・部署別に分けて見る

全体の数字だけでは見落としが出ます。例えば、全体では「デザイン重視」が多くても、介護職だけで見ると「動きやすさ」と「洗濯への強さ」が圧倒的に多い、ということもあります。職種ごとに業務内容が違うため、必要な機能も変わる点を意識しましょう。

3. 自由記述はカテゴリに分けて整理する

自由記述の意見は、「機能性」「着心地」「デザイン」「サイズ」「お手入れ」などのカテゴリに分類すると全体像がつかみやすくなります。同じ内容の意見がいくつあったかを数えておくと、優先度の判断にも役立ちます。

4. 「必須条件」と「あれば嬉しい条件」に分ける

集まった要望をすべて満たすユニフォームはなかなかありません。多くのスタッフが挙げた不満の解消(例:透けにくい、動きやすい)は「必須条件」、一部の好み(例:特定のカラー)は「あれば嬉しい条件」として整理すると、候補を比較しやすくなります。

5. 相反する意見はルールで調整する

「明るい色がいい」「汚れが目立たない濃い色がいい」など、意見が分かれることもあります。その場合は次のような方法で調整できます。

  • 職種ごとに色を分ける:医師・看護師・受付などで色を分けると、患者さまから職種が分かりやすくなるメリットもあります。
  • 複数カラーから選べるようにする:同じデザインで2〜3色を用意し、スタッフが選べるようにします。統一感は保ちつつ、個人の好みにも対応できます。
  • 上下で役割を分ける:上衣は明るい色で清潔感を、パンツは濃い色で汚れを目立ちにくくするなど、組み合わせで解決する方法もあります。

配色の工夫については「👉配色スクラブとは?おしゃれで機能的な人気デザインを徹底紹介」もご覧ください。

決定後は結果と理由をスタッフに共有する

ユニフォームが決まったら、アンケート結果とあわせて「なぜこのユニフォームに決めたのか」をスタッフに共有しましょう。

例えば、「不満点で最も多かった『動きにくさ』を解消するため、ストレッチ素材のスクラブを選びました」「カラーは投票で最も多かったネイビーにしました」のように、意見がどう反映されたかを具体的に伝えるのがポイントです。希望が通らなかった意見についても、「予算の都合で今回は見送りました」など理由を添えると納得感が高まります。

導入後3か月を目安にフォローアンケートを

実際に着用してみると、試着だけでは分からなかった点が見えてきます。導入から3か月ほど経ったら、簡単なフォローアンケートで次のような点を確認しましょう。

  • 着心地や動きやすさに満足しているか
  • 洗濯を重ねて、色あせ・縮み・毛玉などが出ていないか
  • サイズ交換や追加購入の希望はあるか

フォローアンケートの結果は、追加発注や次回の更新時の貴重な資料になります。

更新時期の考え方については「👉医療機関・介護施設向けユニフォームの一括更新タイミングの目安」も参考にしてください。

よくある失敗例と対策

よくある失敗起こりやすい問題対策
アンケートを取ったのに
結果を伝えない
「聞くだけで意味がない」
と思われ、
次回から回答してもらえない
結果と決定理由を
必ず共有する
選択肢が多すぎる意見が分散して
決められない
候補を2〜4パターンに
絞ってから聞く
写真やカタログだけで決める透け・生地の硬さ・サイズ感
が想定と違う
サンプルで試着会を行う
一部の声の大きい意見だけ
を採用する
他のスタッフに
不公平感が残る
匿名アンケートで
全員の意見を数字で
把握する
職種の違いを考えずに
全員同じ仕様にする
特定の職種だけ動きにくい
使いにくい
職種別に集計し、必要に応じ
仕様を分ける
納期を考えずに
スケジュールを組む
名入れ・刺繍などで
導入日に間に合わない
発注から納品までの期間を
事前に販売店に確認する

まとめ|スタッフの声を生かして「選んでよかった」ユニフォームに

スタッフ満足度の高いユニフォームを選ぶためのポイントを振り返ります。

  • アンケート前に、目的・予算・スケジュール・候補・決め方を決めておく
  • 匿名のWebアンケートで、10問・5分程度の答えやすい内容にする
  • 試着会やサンプル貸し出しで、実際の着心地を確かめてもらう
  • 職種別に集計し、「必須条件」と「あれば嬉しい条件」に分けて整理する
  • 決定後は結果と理由を共有し、導入後もフォローアンケートで確認する

現場の声を取り入れたユニフォームは、スタッフの働きやすさとモチベーションを支え、ひいては患者さまや利用者さまへのよりよいサービスにもつながります。

当店では、医療機関・介護施設向けにユニフォームのご提案から、サンプルの貸し出し、名入れ・刺繍、一括納品まで幅広くサポートしています。「アンケート結果をもとに候補を選んでほしい」「職種別に色分けしたい」といったご相談も、お気軽にお問い合わせください。

👉埼玉ユニホームHP

👉埼玉ユニホーム メディカル介護オンラインショップ🛒

この記事を書いた人
saiuni_web

創業50年の株式会社埼玉ユニホームです。
私たちはユニフォームを通じて、働く方々や企業の皆さまをサポートしています。
このブログでは、ユニフォーム選びに役立つ情報や、おすすめ商品、季節に合わせたアイテムなどをご紹介していきます。
皆さまのユニフォーム選びに少しでもお役立ていただけたらうれしいです!

saiuni_webをフォローする
お役立ち情報
シェアする

コメント

タイトルとURLをコピーしました